呼ばれてみたい♥

2009年7月26日日曜日 9:30

40 ans à Parisのラパンさんが,またステキな記事を書いておられた。

ラパンさんが書かれるものって,年代もやや近いせいもあって(それでも私よりずっとお若いですが^^;)私のアンテナにひっかかることが多い。
落ち着いた雰囲気がとても好き。
そして何より,あのパリできちんと仕事を続けておられる強さを感じること。
いつも良い刺激をもらえる。

さて今回は,フランス語の親しい人への呼びかけの言葉についての記事。

そしてびっくりするくらい種類がある、動物シリーズ。人によって好みがあるようです。
これはほんの一部。他にもたーくさんあります。

mon ( petit ) chat (僕の子猫ちゃん)
mon ( petit ) lapin (僕のうさぎちゃん)
ma puce (僕のノミ(蚤)ちゃん)
mon loup (僕のオオカミちゃん !)

動物じゃないけれど、、、、
mon chouchou (直訳は僕のキャベツちゃん。でもシュシュはお気に入りのことです)

うちのオーナーマダムも常連の親しいお客様に、同性同士でも使っていたりしますし、私も常連客のムッシュウに言われたり。

他には、馴染みのカフェに行くと、オーナーやスタッフで親しい人が言ってくれたり。
オーナーは、動物シリーズではなくて、だいたいこんな感じ。

「ボンジュー♪マ・ベ~ル! Bonjour, ma belle !」
「ボンジュー♪モナムー!Bonjour, mon amour !」

これはニュアンスとして本当に日本語には訳せない呼びかけ。直訳するとマ・ベル(私の美しい人)、モナムール(私の愛する人)となってしまって、何だか違ってきちゃいます。
最愛の人にも、もちろん使えるけれど、この場合、本気で美しい人・ボクの愛する人、と思って言っている訳ではなくて、あくまでも親しい挨拶。日常用語です。
へーそうなのねー。
こういう呼びかけの言葉たちって,恋人や家族にだけじゃなく,普通に顔なじみの人へも使うんだ!
さすがラテンだ!

親愛の情を内に秘めることに,奥ゆかしさというか「美」を感じてきた文化では,当然のことながら,こうした語彙は育たないよね。
良い悪いではなく,文化の違い。
でも,21世紀を生きる日本人(大きく出た!)が使う日本語は,当然変わってくるはず。
だって,大抵の女性は,親愛の情をきちんと表わされるとうれしいもんwink
  

2 Comments

  1. ラパン

    こんにちわ!こんな風に書いて下さって、照れくさいです。でも、おっしゃる通り、愛情表現ってスキンシップも
    言葉も、いい悪いじゃなくて、文化とメンタリティの違いなんですよね。だからとても観察してて面白いんですよね。
    たまに日本に帰ると、スキンシップの面では、寂しいなあって無意識に感じてしまっている自分がいたりします。姪っ子たちをぎゅーっと抱きしめてしまって、逃げられたり(笑)。

     
  2. saco

    コメントありがとうございます!
    「観察してて面白い」-なるほど。あのパリでしっかり生きてこられている秘訣がわかったような気がします。しなやかだわあ。柔軟な姿勢と視点をお持ちだから,あのような写真と記事になるんですね。納得。
    スキンシップも,確かにそうですねー。周囲を観察してると,若い人から少しずつ変わってきてますけど,でも日本だから,少しずつ,少しずつですね:-)

     
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