読書について~朝日新聞5.22朝刊より
2009年5月22日金曜日 9:29
朝から良いものを読んだので,備忘録として。
(朝日新聞2009.5.22朝刊「伝えたい知の喜び」より)
■池上彰さんの『読書がこの道に導いてくれた』より
人間として大切なのは他者の気持ちを理解すること。それには想像力が不可欠。他者に共感する力を育てるためにもっとも有効なのは読書だとオバマ大統領は言っているそうです。
子どもの頃からまったく本を読まなかったブッシュ前大統領と,読書で思索を深めていたオバマ大統領。外交に対する姿勢が全く異なる両者の差の根底には,読書量の違いがあるのではないかと私は思います。
■瀬戸内寂聴さんの『良書の選別や干渉はしないで』より
読書の究極の恵みは,自分を識り,他者を理解する力を与えられることだ。
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驚いた。
オバマ大統領と,彼の言葉をここで引用する池上さん,そして瀬戸内さんから,
ほぼ同義の言葉を聞くことになろうとは。
私自身,いつも漠然と感じ,つたない言葉ながら息子に話す内容とも似通う。
ことにオバマさんの言葉が非常に近くて,感銘を受けた。
想像力がいかに大切か。
想像力がなければ,他者の気持ちを思いやったり,理解することなどできないのだから。