田母神氏の演説
2009年8月25日火曜日 10:04
今朝の朝刊を読んでいて,怒った記事。
ネットでも,昨晩ほぼ同じ記事が配信されていた。
asahi.com 2009年8月24日21時30分
広島平和記念式「被爆者ほとんどいない」田母神氏が演説「広島の知人」ってどなた?田母神(たもがみ)俊雄・元航空幕僚長は24日、堺市で衆院選大阪17区に立候補している改革クラブ前職の応援演説に立ち、今月6日の広島原爆の日に広 島市で開かれた平和記念式について、「被爆者はほとんどいない」「並んでいるのは左翼」と述べた。被爆者団体は反発している。
田母神氏は演説で、6日に講演で広島市に行ったことに触れ、平和記念式について「並んでいる人は広島市民も広島県民もほとんどいない」「被爆者 も、被爆者の家族もほとんどいない」と発言。「左翼の大会なんです、あれは」とし、麻生首相が式であいさつしたことを「マンガです、ほとんど」と評した。
式は広島市主催で、市によると、今年は約5万人が参加。被爆者やその遺族、家族用の約2500席はいっぱいだった。一般席にも被爆者がいた。市幹部は「市民、県民もたくさん参列した。事実誤認も甚だしく、コメントに値しない」と言う。
式に参列した広島県原爆被害者団体協議会の坪井直理事長は「虚偽の発言であり、許し難い。平和記念式への中傷であるだけでなく、講演活動を続ける田母神氏自身、信頼を失うのではないか」と話している。
田母神氏は式には出ていない。同氏は朝日新聞の取材に、発言の根拠について「広島の知人がみんなそう言っている」と説明した。
6日の広島市での講演で田母神氏は、核廃絶に取り組むとした広島市長の平和宣言を「夢物語」と批判し、持論の核武装論を展開した。(岡本玄、武田肇)
この人自身は,ある意味どうしようもない。人の考えはそう簡単には変わらない。ただ,表舞台から姿を消してくれれば。
むしろぞっとするのは,この人を講演会や選挙応援に呼ぶ人たち。中には人寄せパンダ的に利用してるだけの場合もあるかも。でも,そうしてこの人を調子に乗らせてる。また,そのうちのかなりの割合は,たぶん同じような考えの持ち主なんだろう。怒りというよりぞっとする感覚。