シャネル&ストラヴィンスキー * Coco & Igore
2010年9月20日月曜日 13:05
これはきっと人を選ぶ映画だと思うので、どなたにでもおすすめするって訳にはいかないけれど。
好きな映画リストに加えることにしよう。
静かにして激しく、美しい大人の映画。
願わくば映画館で観たかった。
音楽と映像の美しさは喩えようがない。
官能的なシーンさえも。
この手の映画から何かを読み取れ、とか意味があるんだろうか。
大人しい倫理観やモラルを持ち合わせない者からすれば、
不倫関係とか妻vs愛人なんて、この映画にとってはフリルに過ぎないと感じる。
そんなことより、男と女。
ココの、イゴールの、互いを見やる目。
まるで蒼い炎を見るようだ。
冷たそうでいて実は高温の。
音楽、映像、家具調度を含めたファッション、時代の空気、
とびっきり美しい男女、
大人の情交…
目眩がしそうだ。
一日以上たった今でも、余韻に心を乱される。
あと書き留めておかないといけないのは、主演の二人のことかな。
ココはアナ・ムグラリス。ホンモノのシャネルのミューズ。
存在感がある人だ。
イゴールはマッツ・ミケルセン。
好みだ♡
でも、メイキングで見た普段の姿とイゴールに化けた時とのギャップに驚いた。
あぁ、これからずっと髪をなでつけメガネかけてピアノを弾いててちょうだいっ!
いや何も身にまとわずいてくれてもいいですが(笑)
