オバマさんのノーベル平和賞

2009年10月11日日曜日 10:22

オバマさんを熱烈に追っている。
彼の演説に感激して以来のこと。
女性支持者に多いパターンだと揶揄されるのは必定だけど。
ミーハー的な気持ちとか,いろいろごったにあるのは確かにしても,何より私は彼には期待したいのだ。
未来はきっと今より明るいと思いたい。
アメリカ大統領には世界の流れを変える力が確かにあるのだもの。
あるべき理想を掲げること,それを常に意識に置いて発信し続けることが必要だと思う。
あまりにナイーブな考えだ,とかいう批判は承知の上で。

今回のノーベル平和賞については,まだ何もしてないのに,とか,手を縛られる,とか,批判的なとらえ方をよく目にする。
でも,元来この賞には,「ご苦労様型」だけじゃなく「活躍後押し型」があるのだそうだ。
選考の委員会の猛烈なメッセージなんだと思う。

授賞理由全文が昨日の朝日新聞(2009年10月10日付)に載っていたので転載。

 ノルウェー・ノーベル賞委員会は、09年の平和賞をバラク・オバマ米大統領に授与することを決定した。彼は国際的な外交と諸国の人々の協力を強化することに並はずれた努力をした。委員会はとりわけ、オバマ氏の核なき世界についての理念や取り組みを重視ずる。
 オバマ氏は、大統領として国際政治の中で新たな機運を作り出した。国連やその他の国際機関が果たすことのできる役割を主張したことで、多国間外交は、中心的な位置を取り戻した。最も困難な国際紛争を解決する手段として、対話と交渉が優先されるようになった。核なき世界の通念は、軍縮や軍備管理交渉に力強い刺激を与えた。オバマ氏の主導のおかげで、世界が直面する気候変動の挑戦に立ち向かう上で、米国はこれまでより建設的な役割を果たしている。民主主義と人権も強化されるだろう。
 オバマ氏ほど、よりよい未来への希望を人々に与え、世界の注目を引きつけた個人はまれだ。オバマ氏の外交は、世界を指導すべき者たちは世界中の人々の大半が共有する価値や態度を基盤にして導かなければならないという考えに基づいている。
 108年にわたって委員会はそのような国際的な政策や態度を促進することを目指してきたが、まさに今、オバマ氏がその政策の、世界を率いるスポークスマンになっている。委員会は、オバマ氏「今こそ、私たち全員が、グローバルな課題に対してグローーバルな対応をとる責任を分かち合うべき時だ」と強調していることを支持する。
それから,私なんかよりうんと冷静に受け止めて分析してる人がいらっしゃった。
慧眼の持ち主。
オバマ氏:ノーベル平和賞の裏側 - Chikirinの日記

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